日本のケベック研究
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45 インタビュー要旨 1.まず簡単に自己紹介いただき、これまでやられてきたご活動は何かお話しください。 ダンスカフェの安田敬です。コンテンポラリーダンスの雑誌『ダンサート』を発行して、世界の新しいダンスの状況を紹介しています。これは、1992年に始めた『ダンスカフェ』という情報誌からスタートして、3年後の1995年にモントリオールのダンスフェスティバルを取材した記事を載せたのが『ダンサート』の創刊号でした。その後はケベックだけでなく、フランスやドイツやアメリカなどの新しいダンスも紹介しています。 2.現在ケベックに関してどのような取材などの活動をしていらっしゃいますか。 1995年から2003年までは、ほぼ毎年ケベックのダンスフェスティバルに行き、また2006年までは、隔年モントリオールで開催される国際舞台芸術見本市を取材してきました。今年2014年の秋も取材する予定です。そのような見本市やその他の海外のフェスティバルなどに行ってダンスの情報を集めています。 3.今後のご計画やご抱負についてお聞かせください。 これまで出してきた雑誌が新しい技術の発展によって発行が難しくなってきたので、新しいネットワークを使ったマガジンを考えています。世界中でつながったネットワークでうまく情報交換して、日本のダンスも紹介していきたいと思っています。特に日本の舞踏はすでに世界とつながっており、モントリオールからもダンスアーティストたちが日本に来て舞踏を勉強して自分の作品のなかに取り入れています。したがって、今後ケベックや海外のプロデューサーや批評家たちと日本の関係者のネットワークづくりをして、この分野での日本の国際化を促進したいと思っています。 ————————————————————————————————————————————————————————————————————————————————— 安田敬の主要業績 著書 「バレエの饗宴」(1995共著・洋泉社) 「モダンダンスABC(ガイド)」企画・共著(彩の国さいたま芸術劇場発行1997) 「ケベック発パフォーミングアーツの未来形」(監修・共著/三元社2003) 「踊る人に聞く」企画協力(共著/三元社2014) 写真関係の活動 個人写真展発表:「インド」「ワシントン広場の若者たち」「パリの憂鬱」(1995)「路地裏ダンス」(2008)、合同展-上野/東京都美術館、板橋区立美術館出展他多数。 雑誌掲載:朝日新聞、読売新聞、朝日ジャーナル、月刊・週刊読売、週刊新潮、アサヒグラフ、月刊潮(2008カナダ・ケベック世界遺産風土地区)他多数。 AJEQ Entrevue Série 5-2: AJEQインタビューシリーズ5-2 Entrevue avec YASUDA Kei: インタビュー:安田 敬 http://japon-quebec.org/yasuda/ YASUDA Kei (Dance Café) 安田 敬(ダンスカフェ) インタビュービデオ(Japonais日本語)– 5:56 http://youtu.be/oK5wftFgoPU 2014年9月3日 東京都千代田区紀尾井町、上智大学にて

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