日本のケベック研究
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50 ke Cours sur le Québec: à l’Université Konan; ケベック講座:甲南大学 Entrevue avec M. TACHIBANAKI Yoshinori: 橘木芳徳常任顧問のインタビュー Vidéo: ビデオ(Japonais 日本語)– 3: 24 http://youtu.be/0n8el-Xm0VQ 甲南大学「ケベック」講座の概要: 「中級フランス語」のコースの一環として、フランス語圏の社会・文化的な背景を幅広い視野から理解するための講座であり、フランス語圏の社会状況についての知識を習得し、芸術や文学への関心を深めることを目指す。特に、フランス本土に次ぐ最大のフランス語圏と言っても過言でないケベック州について多くの学生に興味をもってもらうために様々な角度からケベックにアプローチする。以下が授業項目。 (1) フランス語圏とは、(2) ケベック州の地理・歴史と文化について、(3) ケベックのフランス語とは、(4) カナダ連邦政府とケベック州政府、(5) ケベック・シティーとモントリオールについて。 (橘木芳徳) Cours sur le Québec/ケベック講座紹介 ————————————————————————————————————————————————————–—————————— Cours sur le Québec: à l’Université Meiji; ケベック講座:明治大学 Allocution du prof. Marcel MARTEL (Université York): マルセル・マルテル教授による講義 Vidéo: ビデオ(Français フランス語)– 2: 01 http://youtu.be/NmxTsgwrMqs 明治大学「現代のケベック」講座の概要: 明治大学政治経済学部で開講されている「現代のケベック」講座は、カナダ・ケベック州政府から助成を受ける寄附講座で、2003年に始まり、今年で12年目を迎えます。 本講座の特色は、様々な分野から専門家を講師にお招きし、多様な角度からケベックについて語っていただくことにあります。また、毎年数回はケベックからゲストをお招きするため、「現代のケベック」について、生の声を聞くことができます。ゲストによる講義では、ゲストの母国語(通常フランス語)で話していただきますが、平易な表現を用いてわかりやすく話していただくため、外国語で授業を受ける訓練になることも、本講座の特色の一つです。その際、講座担当者などによる日本語の解説も付きます。 多文化主義を掲げるカナダのなかで、ケベック州はユニークな存在です。ケベックは、他の州とは異なり、フランス語を公用語とし、独自のメンタリテイを持っています。ケベックの存在がカナダを一段と魅力的な国にしているのです。また近年、様々な分野でグローバル化が論じられますが、文化や社会の画一化から豊かな創造的活力が生まれる事は難しいでしょう。ケベックでは、多様な要素がぶつかることで、シルク・ド・ソレイユなど、世界的なアーティストが育っています。ケベック州を通して、世界を新たな視点から見直そう。それが本講座の大きな目的です。 (山出裕子) -------------------------------------------------------------------------------------------------------————-

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